長寿社会だからこそ意識したい健康寿命
長寿社会だから、健康寿命を意識しよう
平均寿命より健康寿命を延ばすことを最優先で考える。
どんな状態でも長生きできるならそれにこしたことはない、家族の立場または医学的見地で考えれば確かにそれも一理あります。
でも、自分の一生に置き換えてみたらどうでしょう。
いくつになっても自分の口から普通の食事が摂れて、自分の意志で行きたい場所に行き、いつも通りの暮らしをして、ある時突然命が終わる。
そんな晩年が送れたら、長生きしてもよいと誰でも考えるはずですよね。
理想の老後を送るためには、健康的な生活を送るのが何より大事と言うのは簡単です。
では、健康的な生活ってどんな生活でしょうか。
長寿を支える健康的な生活には、体と心、両方の健康を維持することが大切です。
体と心の健康が健康寿命を延ばす
体と心の健康。
それぞれの側面から何が必要かを考えてみましょう。
体の調子を整えて維持するために最低限意識しておきたいのは、バランスのとれた食事・適度な運動・質のよい睡眠の3つです。
体の健康同様に大切なのが心の健康です。
日々の暮らしに張りをもたらす余暇・楽しいと感じることや異世代や他人との交流は、脳の活性化と若々しさの維持に大きく貢献します。
体と心の健康を整えることが、重い病気になるリスクや、ケガをして寝たきりになるリスクを減らすことにつながります。
身体の基礎体力があれば、もし病気になったりケガをしたとしても、軽度であったり回復が早くなります。
高齢になると、病気やケガで床に臥せる期間をできるだけ短く抑えることが、寝たきりにならないためには何よりも重要なのです。